X線を用いて胸部や腹部、手、足などからだのあらゆる部位の写真を撮ります。
CT撮影
CTとはComputed Tomography:コンピュータ断層撮影の略であり、X線を使用します。
X線管が体の周りを回転し体内の情報を集め、コンピュータで処理をして人体の輪切りの画像を作成する検査です。
MRI撮影
MRIとはMagnetic Resonance Imagingの頭文字をとったものです。
MRIは、磁気を利用し人体の大部分を構成する水素原子核の核磁気共鳴を利用して人体組織を映像化するものです。
乳腺撮影
乳房のエックス線撮影のことを、マンモグラフィといいます。女性のマンモグラフィ撮影認定技師が直接乳房に触れて引っ張るように広げ、圧迫板というプラスチックの板で挟み圧迫していきます。多少痛みを伴うこともありますが、こうすることで、手で触っただけでは判らない小さな腫瘤や微細な石灰化の描出が可能になります。
X線透視
X線による透視をしながら、胃バリウム検査や骨折や関節脱臼の整復を行います。
血管撮影
・心臓血管撮影
動脈(当院では通常手首の動脈)から大動脈の第一分枝である冠動脈の入り口までカテーテル(合成樹脂でできた特殊な細い管)の先端を進め、造影剤を注入し冠動脈を撮影する検査のことです。この検査によって、狭心症や心筋梗塞の確定診断をするとともに、冠動脈バイパス手術といった治療方針の決定材料とします。
・肝動脈化学塞栓術
肝臓内の腫瘍を栄養する細い動脈までカテーテルを進めます。そこで抗癌剤などを入れ、動脈の血流を遮断し、腫瘍細胞を壊死させる治療です。
・頭部血管撮影
動脈瘤や血管の狭窄、動静脈奇形といった血管性病変の評価、脳腫瘍の血流状態の把握、脳神経外科手術の効果判定や、術後のフォローアップなどに適用されます。
原子力災害救護活動
マンモグラフィ撮影のお話 ~診療放射線女性技師より~
☆ 40歳を迎えたら、乳がん検診を受けましょう
年々、「乳がん」の発症は増加の一途をたどり、特に女性部位別がんの中でも12人に1人発症するとも言われています。また、乳がんで亡くなる女性は、2013年に1万3000人を超え、1980年と比べて約3倍にもなっています。このため国の指針で40歳を迎えたら、2年に一度、乳がん検診を受けることを勧めています。小さいうちに見つけることができれば、治療によって100%近く治ると言われています。
☆ 撮影方法
撮影方法は、女性の診療放射線技師が直接乳房に触れて引っ張るように広げ、圧迫板というプラスチックの板で挟み圧迫していきます。多少痛みを伴うこともありますが、こうすることで、手で触っただけでは判らない小さな腫瘤や微細な石灰化の描出が可能になります。
☆ 当院の女性技師からアドバイス!
女性の診療放射線技師は、患者様と痛みの相談をしながら検査を進めてまいりますが、緊張しているとうまく乳房を伸ばせず、痛みが増してしまうことがありますの で、リラックスして検査に臨んで下さい。検査時間は入室から退室までおよそ10分です。より良い画像(写真)を得るためにどうぞご協力をお願いいたします。
良性石灰化の例
良性石灰化の例