治療のご案内(画像をクリックすると拡大されます)
完全予約制
診療担当
月 | 火 |
水 | 木 | 金 | 土 第1・3 |
|
午前 完全予約制 |
- | 坂野 |
坂野 | - | 高澤 |
- |
担当医
サカノ ヤスヒト
坂野 康人
(院長補佐)
(心臓血管外科部長)
(医療社会事業部長)
(医療安全推進室長)
心臓血管外科
札幌医科大学出身
三学会構成心臓血管外科専門医
日本外科学会専門医
タカザワ イッペイ
髙澤 一平
(心臓血管外科副部長)
(感染管理室副室長)
心臓血管外科
川崎医科大学出身
日本外科学会専門医
胸部大動脈ステンドグラフト実施医
腹部大動脈ステンドグラフト実施医
“紹介状”をご持参ください
● 他の医療機関におかかりの方は、症状経過のわかる“紹介状”を必ずご持参ください。
坂野医師からのメッセージ
心臓血管外科の診療部長 坂野康人(さかのやすひと)と申します。
患者様にとって最適な医療を不安なく受けられるよう努力して参りたいと考えております。
私は平成8年度に札幌医科大学医学部を卒業後、心臓血管外科医師として20年を過ごし、その後10年ほどは自治医科大学附属病院におきまして一線 の手術、診療に携わってまいりました。また東京都の健康長寿医療センターにおいて、現在日本が迎えつつある超高齢者社会の中でも最前線の医療 現場にて診療を行ってきており、特に高齢者の心臓血管疾患については経験を積んでおります。全身状態や生活背景までを考慮した無理のない治療を心がけてま いります。
心臓血管外科治療をお受けになります患者様・ご家族様におかれましては、今まで以上に安心して治療に専念出来るよう最大限の努力を行ってまいりますので何卒よろしくお願いいたします。
診療内容
心臓血管外科では、冠動脈疾患、心臓弁膜疾患の外科的治療、不整脈の外科的治療(ペースメーカ植え込み、電池交換など)、大動脈から四肢末梢動脈までの動脈疾患の血管内・外科的治療、静脈・リンパ疾患の治療(下肢静脈瘤、深部静脈血栓症、下肢浮腫など)などを循環器内科の先生方と協力して担当して参ります、また腎臓内科の先生方と協力し、透析の際に必要なシャント作成・管理などを行って参ります。
自治医科大学心臓血管外科のバックアップを受け、必要な患者様には当院での治療から自治医大等での高度な手術治療までを含めたあらゆる選択肢を提示することが可能です。
【足の脈管外来】開設のご案内
脈管外来とは
脈管とは聞きなれない言葉かと思いますが、人間の体の中で臓器と臓器を結ぶ運搬路の役目を果たしている動脈、静脈、リンパ管のことを言います。 脈管の 異常は足の病気に関わっていることが多く、静脈瘤や、静脈血栓症、動脈瘤や、閉塞性動脈硬化症、リンパ浮腫などはすべて下半身の脈管がかかわっている病気 です。さらに脈管は遠く離れた心臓や、肺、脳などの臓器にもつながっており、異常が起こるとこれらの生命維持臓器にまで影響を及ぼすこともあるため体全体 を診る必要性があります。
脈管の病気を中心に患者様の訴えから、足の病気を診察し、治療するのがこのたび、当院に新たに開設することとなる、足の脈管外来です。診察は当院心臓血 管外科部長の坂野康人が行います。足のむくみや、冷え、痛み、キズが治らない、血管が浮き出ているなど、どのような症状でも構いませんので気になる方は是 非ご受診してください。
静脈瘤に対しては現在、最新の血管内治療方法である、レーザー治療をおこなっております。傷も小さく、入院も短期間で済む治療ですので足の血管が浮き出て困っている方はぜひ相談して下さい。
脈管とは
人体の構造のうち臓器と臓器をつなぎ、様々な物質の運搬を担うのが脈管です。脈管には動脈、静脈、リンパ管の3種類があり、それぞれの経路に障害を来すこ とで様々な症状が出現します。人体の中で脈管の経路が最も長いのは足であり、人間は直立2足歩行をする動物であることから、足は人体の中枢からは最も遠い 存在でありながら脈管によってつながっています。足の脈管の異常は私たちの生活に直接の障害を及ぼし、場合によっては生命の危機をもたらします。
例えば、動脈は心臓から送り出される血液を各臓器に送り届ける運搬路ですが、ここが詰まることにより、行先の臓器は血液の供給が途絶え壊死などの障害が生じます。よく知られている病気には心筋梗塞や、脳梗塞などがありますが、下肢の血流障害は歩行困難を生じ、ひどくなると足を失うこと(壊疽と言います)も ある恐ろしい病気です。静脈には心臓に帰っていく血液が流れていますが、ここが血栓(血のかたまり)で詰まることで急激なむくみや、痛みが出現します。深 部静脈血栓症と言い、いわゆるエコノミークラス症候群として知られています。この病気が怖いのは詰まってしまった血栓が心臓を経由して肺の動脈を詰まらせ てしまい突然死の原因となることです。下肢のリンパ管がつまると、むくみが生じますが、このむくみは難治性で対処を誤るとさらに重症化してしまうこともあ ります。脈管は液体を通すパイプのようなものですから上にあげたような詰まりが原因の病気に加え、パイプそのものの劣化によって生ずる、瘤(コブ)や解離 (血管の内側が裂けて剥がれること)などの病気もあります。動脈瘤や、大動脈解離など命を失う可能性のある恐ろしい病気から、静脈瘤のような命の危険は無 いが、不快な症状により生活の質が低下する病気までこちらも様々です。
足の脈管外来はこのような下肢を中心とした脈管疾患を有する患者様に対する専門外来です。足の症状を中心に様々な疾患の診断、治療を行ってまいります。足に関するどんな些細な症状でも結構ですので気になる症状のある方はご受診ください。
手術実績
2020年度 | 2021年度 | 2022年度 | |
腹部大動脈瘤切除 人工血管 | 3件 | 3件 | 6件 |
下肢血行再建(観血的手術) |
13件 | 8件 | 14件 |
閉塞性動脈硬化症に対するカテーテル血行再建術 | 16件 | 6件 | 9件 |
内シャント | 47件 | 41件 | 57件 |
下肢静脈瘤レーザー焼灼術 | 28件 | 23件 | 5件 |
静脈瘤ストリッピング | 1件 | 0件 | 1件 |