当院で手術を予定している患者様の周術期の薬剤管理を充実させるために、保険調剤薬局の薬剤師の方々と連携する取り組みです。
最近は、先発医薬品名に加え、ジェネリック医薬品名、一般名など、同じ薬剤であっても薬剤判別が困難であること、また、合剤の種類が多くなり含有成分の正確な判断が困難であることなどの理由から、安全で安心な薬剤管理のために薬剤師の介入が求められております。入院前に受診する麻酔科外来診察の前までに薬剤師が関与して、患者様の服用薬や服薬状況などの薬剤関連情報を入手することで、安全な周術期管理及び入退院管理ができるようになります。
事前に把握したい薬剤情報としては、①処方薬の服薬状況、②処方薬以外の製品(サプリメント、健康食品等)の利用状況、③アレルギー情報、④休薬候補薬の提案、などがあげられます。当院からかかりつけ薬局様にお声がけした際には、規定のフォーマットを用いてご返答をいただけると幸いです。