令和6年度 古河赤十字 病院情報の公表

病院指標

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞の患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)

医療の質指標

  1. リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率
  2. 血液培養2セット実施率
  3. 広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率
  4. 転倒・転落発生率
  5. 転倒転落によるインシデント影響度分類レベル3b以上の発生率
  6. 手術開始前1時間以内の予防的抗菌薬投与率
  7. d2(真皮までの損傷)以上の褥瘡発生率
  8. 65歳以上の患者の入院早期の栄養アセスメント実施割合
  9. 身体的拘束の実施率
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 157 43 53 40 139 214 314 700 630 184
令和6年度中に退院した患者さまを年齢別に集計したものです。
60歳以上の割合は全体の約7割を占めておりますが、当院では小児から高齢者まで幅広く対応しております。

古河坂東医療圏についても年々高齢化がすすむ中、当院では安心・安全に療養できる環境と在宅支援復帰の充実を図ります。
患者サポートセンターでは医療社会事業課の専門相談員が患者さま・ご家族の皆さまからのご相談をお受けしております。
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
消化器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
0400802499x0xx 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上) 手術なし 手術・処置等2 なし 59 20.63 16.40 10.17 84.81
060340xx03x00x 胆管(肝内外)結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 49 12.27 8.88 2.04 74.51
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 手術なし 26 21.00 13.66 7.69 78.54
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2 なし 23 25.30 20.78 8.70 85.61
060020xx04xxxx 胃の悪性腫瘍 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術 18 11.33 7.45 0.00 74.44
消火器疾患全般(食道、胃、十二指腸、大腸、肝臓、胆嚢、膵臓など)の診療を行っています。
早期胃がん、大腸がん、食道がんのESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)等も施行しております。
外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060160x001xxxx 鼠径ヘルニア(15歳以上) ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等 52 4.52 4.54 0.00 72.08
060330xx02xxxx 胆嚢疾患(胆嚢結石など) 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 31 6.13 5.99 0.00 57.77
060035xx0100xx 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 結腸切除術 全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術等 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 20 18.80 14.81 0.00 72.25
060335xx0200xx 胆嚢炎等 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 16 7.63 7.05 6.25 70.81
06007xxx9900xx 膵臓、脾臓の腫瘍 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 13 16.54 11.01 7.69 72.23
鼠径ヘルニアはどの年代にも幅広く発症する疾患です。
良性疾患に対する手術のほか、悪性疾患に対する切除術や化学療法等も行っております。
腎臓内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
0400802499x0xx 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上) 手術なし 手術・処置等2 なし 41 18.12 16.40 9.76 85.20
110280xx02x00x 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 動脈形成術、吻合術 その他の動脈等 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 31 3.68 7.38 0.00 68.71
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 手術なし 15 22.87 13.66 6.67 76.80
050130xx9900x0 心不全 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 他の病院・診療所の病棟からの転院以外 13 11.85 17.33 7.69 73.31
110280xx9901xx 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 1あり 11 16.27 13.75 0.00 66.55
慢性糸球体腎炎、ネフローゼ症候群、糖尿病性腎症やループス腎炎などの続発性腎疾患、急性・慢性腎不全など腎疾患を多岐にわたり診療しています。
また、初期段階から末期腎不全・透析に至るまで腎疾患全般を総合的に診断・治療しています。
整形外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160800xx02xxxx 股関節・大腿近位の骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等 50 42.04 25.29 26.00 82.72
070230xx01xxxx 膝関節症(変形性を含む。) 人工関節再置換術等 13 35.31 21.38 0.00 72.92
07040xxx01xxxx 股関節骨頭壊死、股関節症(変形性を含む。) 人工関節再置換術等 11 24.91 18.76 0.00 74.55
160720xx01xxxx 肩関節周辺の骨折・脱臼 骨折観血的手術 肩甲骨、上腕、大腿等 - - 14.04 - -
160690xx99xxxx 胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。) 手術なし - - 19.16 - -
※-表示は10症例未満の表示となります
高齢化が進むなかで「股関節・大腿近位の骨折」の症例が最も多く、人工骨頭挿入術などの手術治療を実施しています。
痛みと生活の不自由に対する大幅な改善が得られています。
小児科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040090xxxxxxxx 急性気管支炎、急性細気管支炎、下気道感染症(その他) 31 4.19 6.22 3.23 1.74
0400801199x0xx 肺炎等(1歳以上15歳未満) 手術なし 手術・処置等2 なし 29 5.76 5.61 0.00 5.10
040100xxxxx00x 喘息 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 21 5.19 6.38 0.00 4.05
060380xxxxx0xx ウイルス性腸炎 手術・処置等2 なし 21 3.62 5.55 0.00 6.71
040070xxxxx0xx インフルエンザ、ウイルス性肺炎 手術・処置等2 なし 14 4.93 6.98 0.00 3.50
15歳未満(中学生まで)のお子さんの感冒、肺炎や胃腸炎などの感染症、気管支喘息発作などをはじめとした様々な内科的疾患の診察と治療を行っています。
より専門的な診察と治療が必要な場合には、自治医科大学とちぎ子ども医療センターをはじめとした高次医療機関と連携して診察します。
循環器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050050xx0200xx 狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈形成術等 手術・処置等1 なし、1,2あり 手術・処置等2 なし 20 4.15 4.18 0.00 70.00
050130xx9900x0 心不全 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 他の病院・診療所の病棟からの転院以外 19 19.16 17.33 10.53 84.95
050050xx9910xx 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等1 1あり 手術・処置等2 なし 17 3.24 3.07 0.00 65.82
0400802499x0xx 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上) 手術なし 手術・処置等2 なし 11 15.64 16.40 0.00 83.27
050130xx9910xx 心不全 手術なし 手術・処置等1 1あり 手術・処置等2 なし - - 14.08 - -
※-表示は10症例未満の表示となります
狭心症は60歳~70歳代の患者さまが多く男女比率は6:4となっています。
平成26年10月より心臓カテーテル治療を開始し、心臓カテーテル治療を必要とする患者数が年々増加しています。
脳神経外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
010060xx99x20x 脳梗塞 手術なし 手術・処置等2 2あり 定義副傷病 なし 27 19.59 16.94 11.11 78.93
010060xx99x40x 脳梗塞 手術なし 手術・処置等2 4あり 定義副傷病 なし - - 16.89 - -
010230xx99x00x てんかん 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし - - 6.89 - -
160100xx97x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 その他の手術あり 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし - - 9.83 - -
160100xx99x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし - - 7.99 - -
※-表示は10症例未満の表示となります
脳血管障害(くも膜下出血、脳内出血、脳梗塞等)、脳腫瘍、外傷などの一般的な脳神経外科疾患は基より、てんかんや脳機能障害を含めた幅広い分野の治療に携わっております。
泌尿器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110070xx03x0xx 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等2 なし 14 8.50 6.81 0.00 71.29
110070xx99x0xx 膀胱腫瘍 手術なし 手術・処置等2 なし - - 9.72 - -
11022xxx99xxxx 男性生殖器疾患 手術なし - - 9.45 - -
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 手術なし - - 13.66 - -
11012xxx97xx0x 上部尿路疾患 その他の手術あり 定義副傷病 なし - - 7.30 - -
※-表示は10症例未満の表示となります
小児以外の尿路(腎臓・尿管・膀胱・尿道)、男性生殖器(精巣・前立腺)全般を診察領域としています。
上位の腎・尿管結石に対する体外衝撃波破砕術、前立腺がん疑いに対する前立腺生検の症例は1泊2日の入院にて行っております。
悪性腫瘍については、膀胱癌、腎癌、前立腺癌の診断、手術、薬物療法また終末期医療を行っております。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 - - - - 46 - 1 8
大腸癌 - - - - 52 - 1 8
乳癌 - - 1 8
肺癌 - - 1 8
肝癌 19 - 1 8
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
※-表示は10症例未満の表示となります
UICCに準拠したTNM分類 病期分類第8版に基づくもの。
T(原発腫瘍の広がり)N(所属リンパ節転移の有無と広がり)M(遠隔転移の有無)の組み合わせによってステージ分類されています。
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症 16 17.69 57.94
中等症 106 18.55 81.40
重症 21 18.90 83.95
超重症 - - -
不明 - - -
※-表示は10症例未満の表示となります
A-DROPは市中肺炎の重症度分類のひとつです。
A年齢:男性≧70歳、女性≧75歳
D脱水:BUN≧21mg/dl以上または脱水あり
R呼吸:SpO2≦90%(PaO2≦60torr)
O意識:意識変容あり
P血圧:収縮期血圧≦90mmHg
各項目1点とし、合計点数0点軽症、1~2点中等症、3点重症、4~5点超重症とします。
脳梗塞の患者数等ファイルをダウンロード
発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内 35 27.06 79.63 12.50
その他 13 28.54 74.85 0.00
脳梗塞は脳の血管が詰まる病気で、血管が詰まるとその先に血液が流れず酸素や栄養が不足した結果、脳細胞が壊死してしまい手足の麻痺や言語障害などを引き起こす可能性があります。
脳梗塞治療では迅速に治療を行うことでその後の患者さまのADL(日常生活動作)に大きな影響を与えます。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 56 1.36 5.16 1.79 64.32
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) 27 1.00 2.70 0.00 71.04
K6335 ヘルニア手術 鼠径ヘルニア 等 26 1.04 3.65 0.00 73.27
K719-3 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 17 1.94 12.24 0.00 70.88
K718-21 腹腔鏡下虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴わないもの - - - - -
※-表示は10症例未満の表示となります
腹腔鏡手術では、腹部に5~12㎜程度の小さな切開(穴)をあけて(手術の種類によって3か所から5か所程度)、内視鏡や手術のための鉗子やハサミを挿入するための筒(ポート)を挿入します。おなかをCO2ガス(炭酸ガス)で膨らませ(気腹)内視鏡により腹腔内(術野)の状態をモニターで見ながら手術を行います。
腹腔鏡下手術のメリットは傷が小さく痛みや身体への負担が少ないため術後の回復が早いことなどがあげられます。
消化器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 32 1.16 16.09 0.00 76.47
K6852 内視鏡的胆道結石除去術 その他のもの 等 20 0.90 3.95 0.00 72.95
K654 内視鏡的消化管止血術 20 3.50 13.15 10.00 70.60
K6532 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術 早期悪性腫瘍胃粘膜下層剥離術 18 1.78 8.56 0.00 74.44
K533-2 内視鏡的食道・胃静脈瘤結紮術 13 2.77 7.77 0.00 67.92
内視鏡的胆道ステント留置術は、胆管の閉塞部位にステントというストロー状の短い管を入れて胆汁の流れを良くする治療です。
当院では、画像が飛躍駅に鮮明となったレーザー光源内視鏡を用いて一般的な内視鏡検査を実施しています。
整形外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0461 骨折観血的手術 肩甲骨、上腕、大腿 等 40 4.05 35.50 17.50 80.90
K0821 人工関節置換術 肩、股、膝 等 24 1.92 27.63 0.00 73.67
K0811 人工骨頭挿入術 肩、股 等 18 5.83 32.28 38.89 83.28
K0462 骨折観血的手術 前腕、下腿、手舟状骨 等 12 4.00 27.67 0.00 64.67
K0463 骨折観血的手術 鎖骨、膝蓋骨、手(舟状骨を除く。)、足、指(手、足)その他 等 - - - - -
※-表示は10症例未満の表示となります
骨折観血的手術は、骨折部を手術的に開いて骨を正常な位置に戻した後、ワイヤー・プレート・ネジ等で固定を行う方法です。
形成外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K476-4 ゲル充填人工乳房を用いた乳房再建術(乳房切除後) 16 1.00 4.44 0.00 50.94
K0871 断端形成術(骨形成を要する)(指) 等 10 10.20 53.10 20.00 65.60
K0301 四肢・躯幹軟部腫瘍摘出術 肩、上腕、前腕、大腿、下腿、躯幹 等 - - - - -
K019 複合組織移植術 - - - - -
K333 鼻骨骨折整復固定術 - - - - -
※-表示は10症例未満の表示となります
ゲル充填人工乳房を用いた乳房再建術(乳房切除後)は、乳がんの切除により変形した、あるいは失われた乳房をできる限り取り戻すため外科的に再構築する手術です。
他にも、皮膚皮下腫瘍、眼瞼疾患(下垂、内反、外反)、肥厚性瘢痕・ケロイド・瘢痕拘縮、皮膚潰瘍(褥瘡など)、陥入爪などを主に扱っています。
腎臓内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K616-41 経皮的シャント拡張術・血栓除去術(初回) 等 50 1.16 0.64 2.00 68.46
K6121イ 末梢動静脈瘻造設術 内シャント造設術 単純なもの 等 32 1.53 3.28 0.00 68.81
K7211 内視鏡的大腸ポリープ切除術(長径 2㎝未満) - - - - -
K6421 大網、腸間膜、後腹膜腫瘍摘出術(腸切除を伴わない) - - - - -
K616-42 経皮的シャント拡張術・血栓除去術(1の実施後3月以内に実施) - - - - -
※-表示は10症例未満の表示となります
腎不全で透析導入する患者さまに対して行う内シャント造設を最も多く行っています。
経皮的シャント拡張術・血栓除去術は狭窄や閉塞を起こしたシャントを、バルーンカテーテルを用いて血管を内側から拡張することで血流を確保、再開させる侵襲の少ない治療方法で、現在多くの透析患者さまのシャント修復に用いられています。
泌尿器科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K8036ロ 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 その他のもの 等 14 2.07 5.43 0.00 71.29
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 - - - - -
K805 膀胱瘻造設術 - - - - -
K775 経皮的腎(腎盂)瘻造設術 - - - - -
K8352 陰嚢水腫手術 その他 - - - - -
※-表示は10症例未満の表示となります
膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)は尿道から膀胱内に内視鏡を挿入し、腫瘍を電気メスで切除する治療法です。
筋層非浸潤性膀胱癌の場合、経尿道的手術でがんを切除できることもあります。
循環器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術 その他のもの 等 20 1.95 2.90 5.00 69.60
K5492 経皮的冠動脈ステント留置術 不安定狭心症に対するもの - - - - -
K5972 ペースメーカー移植術 経静脈電極の場合 - - - - -
K597-2 ペースメーカー交換術 - - - - -
K5463 経皮的冠動脈形成術 その他のもの - - - - -
※-表示は10症例未満の表示となります
経皮的冠動脈ステント留置術は、狭くなった冠動脈にステントという拡張可能な小さなメッシュ状の金属の筒を血管内に留置する手術です。
留置したステントは冠動脈内に留まり血管をささえ開通性を保持します。
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード
DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 - -
異なる - -
180010 敗血症 同一 - -
異なる - -
180035 その他の真菌感染症 同一 - -
異なる - -
180040 手術・処置等の合併症 同一 77 3.11
異なる - -
※-表示は10症例未満の表示となります
「播種性血管内凝固症候群」「敗血症」「その他の真菌感染症」「手術・処置等の合併症」で入院された患者さまの人数とその発生率(全退院患者数に対する割合)を集計しています。
手術・処置等の合併症としては、手術後の創部感染、透析シャントの狭窄・閉塞などがあげられます。
リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率ファイルをダウンロード
肺血栓塞栓症発症のリスクレベルが
「中」以上の手術を施行した
退院患者数(分母)
分母のうち、肺血栓塞栓症の
予防対策が実施された患者数(分子)
リスクレベルが「中」以上の手術を
施行した患者の肺血栓塞栓症の
予防対策の実施率
227 199 87.67%
肺血栓塞栓症は、血栓の大きさや血流の障害の程度によって軽症から重症までのタイプがあります。
血栓によって太い血管が閉塞してしまうような重篤な場合には、肺の血流が途絶し酸素が取り込めなくなりショック状態から死に至ることもあります。
このため、危険レベルに応じた予防を講じることが推奨されており、対策として静脈還流を促すための弾性ストッキングの着用や間歇的空気圧装置(足底部や大腿部にカフ装置を装着し空気により圧迫)の使用、抗凝固療法があります。これらの予防策は「肺血栓塞栓症/深部静脈血栓症(静脈血栓塞栓症)予防ガイドライン」に則り、発症のリスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者が対象となります。
血液培養2セット実施率ファイルをダウンロード
血液培養オーダー日数(分母) 血液培養オーダーが1日に
2件以上ある日数(分子)
血液培養2セット実施率
971 707 72.81%
菌種同定目的の血液培養検査は検出感度を向上させるために2セット以上実施することが推奨されております。
【2セット採取の重要性】
・確実に菌を検出するため→血液採取量が増えることにより検査の精度が向上
・コンタミネーションの判定→検出菌が起炎菌かコンタミネーション(汚染)かを判断するため(培養ボトルの汚染や皮膚常在菌の混入が原因となることが多い)
広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率ファイルをダウンロード
広域スペクトルの抗菌薬が
処方された退院患者数(分母)
分母のうち、入院日以降抗菌薬処方日
までの間に細菌培養同定検査が
実施された患者数(分子)
広域スペクトル抗菌薬使用時の
細菌培養実施率
374 311 83.16%
広域抗菌薬(複数の菌に効果のある抗菌薬)を漫然と使用し続けると、菌が耐性を獲得して抗菌薬が効かなくなる場合があります。細菌培養検査によって菌を特定し、その菌に効果的な抗菌薬を選択することで、結果的に耐性菌が生じにくくなります。細菌培養実施率は適切な抗菌薬使用を目指す指標の一つとなります。
転倒・転落発生率ファイルをダウンロード
退院患者の在院日数の総和
もしくは入院患者延べ数(分母)
退院患者に発生した転倒・転落件数
(分子)
転倒・転落発生率
56146 298 5.31‰
転倒・転落の要因は様々ですが、複数の要因が重なった場合に発生することが多く、筋力の低下やバランス感覚の衰え、視覚や聴覚の機能低下によるふらつき、薬の副作用などの身体的要因に加えて、照明が暗い、手すりや安全柵の不足、段差のある床などの環境要因があります。
転倒転落によるインシデント影響度分類レベル3b以上の発生率ファイルをダウンロード
退院患者の在院日数の総和
もしくは入院患者延べ数(分母)
退院患者に発生したインシデント
影響度分類レベル3b以上の
転倒・転落の発生件数(分子)
転倒転落によるインシデント影響度
分類レベル3b以上の発生率
- - -
分子の値が10件未満と小さく、医療の質として良好な結果ですが、値が小さすぎるため「-(ハイフン)」で表示しています。
転倒・転落のインシデント影響度分類レベルは、一般的にはレベル3bが「簡単な処置。治療」、レベル3aが「経度の治療」、レベル2が「観察や検査のみで治療を必要としない」、レベル1が「患者に変化はない」、レベル0が「エラーは実施されず」といった段階で分けられます。
このインシデント影響度レベルを用いて、転倒・転落の予防対策がどの程度効果を発揮しているかを評価し、今後の取り組みの改善に役立てています。
手術開始前1時間以内の予防的抗菌薬投与率ファイルをダウンロード
全身麻酔手術で、
予防的抗菌薬投与が実施された
手術件数(分母)
分母のうち、手術開始前
1時間以内に予防的抗菌薬が
投与開始された手術件数(分子)
手術開始前1時間以内の
予防的抗菌薬投与率
349 346 99.14%
予防的抗菌薬投与とは、主に手術後感染症、特に手術部位感染症(SSI)を防ぐために、手術の開始前に抗菌薬をあらかじめ投与することです。
感染を完全に防ぐのではなく、手術中に細菌にさらされる量を患者さまの免疫でコントロールできるレベルまで減らすことを目的としています。
d2(真皮までの損傷)以上の褥瘡発生率ファイルをダウンロード
退院患者の在院日数の総和もしくは
除外条件に該当する患者を除いた
入院患者延べ数(分母)
褥瘡(d2(真皮までの損傷)以上
の褥瘡)の発生患者数(分子)
d2(真皮までの損傷)以上の
褥瘡発生率
55960 59 0.11%
DESIGN-R分類という褥瘡の深さの判定基準を用いて発生率を算出しています。
この重症度における褥瘡が新規にどれだけ発生したかを示しています。

d1:持続する発赤、紅斑
d2:真皮までの損傷、真皮にとどまる皮膚障害(水泡やびらん、浅い損傷)
d3:皮下脂肪層にまで及ぶ障害
d4:筋肉、腱、骨などにまで及ぶ障害
65歳以上の患者の入院早期の栄養アセスメント実施割合ファイルをダウンロード
65歳以上の退院患者数
(分母)
分母のうち、入院後48時間以内に
栄養アセスメントが実施された
患者数(分子)
65歳以上の患者の入院早期の
栄養アセスメント実施割合
1626 642 39.48%
患者さまの栄養状態を迅速に評価し、早期に栄養介入を行うことで、疾患の治癒促進、合併症予防、回復の質向上が見込まれます。
身体的拘束の実施率ファイルをダウンロード
退院患者の在院日数の総和
(分母)
分母のうち、身体的拘束日数の総和
(分子)
身体的拘束の実施率
37057 1486 4.01%
身体拘束は行わないことを原則としていますが、特定の状況下ではやむを得ず適用されることがりあます。
やむを得ない場合とは3つの要件「切迫性」「非代替性」「一時性」をすべて満たすことが必要です。
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